特集第10弾です!
月1で、各支部や分会、団体、学校などにスポットを当てて紹介しますのでお楽しみに!
同胞医療奉仕活動を!より主体的に!!~受け継がれる『医』の心。世代を超えて同胞の笑顔を支えたい~【医協】
ヨロブン、『医協(의협)』ってご存知でしょうか?
正式名称は在日本朝鮮人医学協会。略して医協。
はじめて、聞いたっ!!って方、多いかもしれませんね(^^;)
そんな、医協を簡単にご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください!!
医協は、1953年3月に結成された在日本朝鮮人医薬学協会を母体とし、その後に続く在日本朝鮮人科学者協会の中の医学部門委員会を直接継承独立する形で、1977年8月21日に創設されました。
医協は在日同胞医療人・介護従事者の学術団体であり、結成以来、自己の研究・研鑽を深め、より豊かな同胞社会の構築と在日同胞の生命健康の保護と増進、民族の医学医療の発展と朝日友好に寄与するために日々努力を続けています。
主な活動内容は、①ウリハッキョ学生たちの健康維持増進、②同胞医療人・介護従事者同士の学術的交流、③祖国の医学医療発展への寄与、④会員同士の親睦交流、となっています。
組織体系は東京に医協中央、関東甲信越から北海道までを網羅する医協東日本、そして東海地方から九州地方を含めた医協西日本となっており、医協西日本管下に東海支部、京都支部、大阪支部、共和病院支部、兵庫支部の5つの支部で構成された組織体系となっています。 それでは、医協の活動内容をいくつかご紹介します!
医協が行うウリハッキョでの保健活動
日本の学校では当たり前の保健活動。しかし、ウリハッキョは学校教育法上いわゆる「一条校」ではないため、保健活動もままならない状況でした。
そこで医協の登場です!!!
会員たちは自身の忙しい仕事の合間をぬって、ウリハッキョのために手弁当で奔走!! 保健活動と一口に言っても多くの活動がありますが、ここではいくつかの保健活動をご紹介します。
●保健教育(保健授業)~カラダとココロの成長を大切に~
ウリハッキョハッセンたちの成長の過程においてとても大切な保健教育(保健授業)。当初は高学年のみを対象に授業を行っていましたが、数年前からは幼稚班から中級部まで学年・年齢に応じて身に着けるべき習慣や保健知識などを医協の助産師、看護師、薬剤師、管理栄養士、公認心理師、臨床心理士が講師としてハッキョへ赴き、分かり易く授業を行っています。








●学生家庭相談室~こころのモヤモヤを一緒に考えませんか!?~
近年、ウリハッキョでも不登校や登校しぶり、様々な支援を必要とする児童・学生が増加傾向にあります。そのような状況下のもと、医協西日本では12年前から「学生家庭相談室」の看板を掲げ、ウリハッキョを卒業した児童精神科医師、公認心理師、臨床心理士が児童、学生、教員、保護者のこころのモヤモヤについてカウンセリング活動を行っています。対面による相談の他、オンラインでの相談も行っています。(👇の写真は相談員たちによるケース会議)

●保健室出務~カラダやココロをリセットする空間に~
現在、全国のウリハッキョで保健室を開室する動きが活発化していますが、まだまだ地域格差があるのが現状(>_<)
ここでも医協の出番です!!大阪の現状を紹介します。 大阪中高管下ウリハッキョ5校には保健室が備えられ、医協会員の看護師、助産師、心理士、カラーセラピストたちが定期的に保健室へ出務し、外傷、体調不良などを訴える学生たちの対応にあたっています。




●内科健診・歯科健診~児童学生たちの健康チェック~
会員の同胞医師、同胞歯科医師たちが自身の母校を中心に健診活動に汗を流しています。



●医療班活動~3日間の熱戦を支える裏方・コマチュック大会を中心に~
ハッキョ運動会、各種スポーツイベントなどで外傷、体調不良者への対応を行っている医療班活動。ここではコマチュック大会での医療班活動をみてみましょう。 選手たちがパフォーマンスを発揮できるようサポート!


●環境衛生管理、AED(自動体外式除細動器)・BLS(一次救命処置)講習
ハッキョで児童、学生、教員たちが安全で安心に過ごす環境を維持することも大変重要なことです。薬剤師が直接ハッキョへ赴き、教室等の二酸化炭素濃度、照度、採光、水道水の残留塩素濃度チェック、保健室寝具のダニ検出なども行っています。また、万一に備え、ハッキョ教員がAEDを適切に使用し、一次救命措置を行えるよう年に一度、講習を実施しています。
学術団体としての活動
●ホスピス研究会
ホスピスとは、がんや難病などの終末期にある患者とその家族を対象に、痛みや心身の苦痛を緩和ケアで和らげ、最期まで自分らしく穏やかに過ごせるようサポートする施設やケアの概念です。 医協では医療と介護の連携の重要性を共有し、話題となっているテーマによる基調講演、事例報告が行われており、懇親会を兼ねた食事交流会も含め毎年50名近くが参加しています。医協西日本では1989年から年に一度開催しており、今年2026年は第37回を迎えます。

●学術講演会
西日本では本部行事の一つとして年に一度学術講演会を行っています。

●学術報告会
1977年の医協結成以来、毎年1回開催されている全国的な学術交流行事です。 医療トピックスによる全体会、臨床経験報告による各分科会が一日を通じ行われ、毎年、全国から200名近い同胞医療人、介護従事者、医療系同胞学生が一堂に会します。2026年の今年、第49回目となる学術報告会は兵庫県で開催が予定されています。

セセデの活動
●同胞医療人モイム
キャリア10年未満による交流会。年に3回程のペースで主に関西を中心に開催しています。 毎回20名近い参加者で楽しく交流を深めています。

●夏のコリアン医療・福祉フレッシュセミナー(全国行事)
医協のセセデ医療人と留学同の医療系同胞学生たちによる一泊二日のセミナー。
ウリハッキョでの保健授業の見学、同胞医療・介護施設の見学、講演会、ワークショップ、食事交流会などなど、楽しくアツいアツい一泊二日です!! 21回目となる今年は名古屋で開催予定です。

主体的情勢観確立のために
医療人であるまえに、自分たちはチョソンサラムであることを意識することも大切なこと。 わたしたち医協は朝鮮半島を取り巻く世界情勢に関心を持ち続け、主体的な観点から朝鮮半島情勢をとらえる視座を養うことも重要だと感じています。年に一度の本部行事としての情勢講演会や支部での情勢学習会や資料学習も心がけています。

親睦交流
医協西日本では本部行事以外にも各支部において会員同士の親睦交流を深める新年会や納涼会、送年会、多職種・同職種による学術的な勉強会なども実施しています。





最後に
医協は引き続き、団体として特色を活かしながら権利擁護、セセデ育成、民族性固守の3大活動方針に邁進していきます。
医療や介護でのご相談、ご家族ご親族ご友人に医療人がいらっしゃる方、あるいはお知り合いの方が医療福祉系への進学を目指している、実はわたしも医療人なんです…などなど、ぜひお気軽に医協までご連絡をお待ちしています。そしてご参加をお待ちしています(^^)/
ikyonishi@gmail.com担当:きむ
次回の特集も乞うご期待!
トンポ通信で紹介してほしいという活動があれば、ドンドンお知らせください!
医協のますますの活躍に乞うご期待!


